よくあるご質問
◆ ソフトの特徴や適用範囲に関するご質問
達人診断R1およびT.S.は精度の良い耐震診断法(精算法及び偏心率を用いる『一般診断法の詳細法』及び『精密診断法1』)を標準で搭載しており、 建物の不足する耐力及び偏心具合と柱のN値を確認しながら、安価で施工の容易な耐震改修工法を用いて補強設計を完成させることができます。
一般診断法の「方法1」と精密診断法1の「方法1」です。 「方法2」(伝統的構法で建てられた住宅を対象とする診断法)には対応しておりません。
3階建てには対応してはおりません。 2階建てまでの対応となっております。
枠組壁工法には対応してはおりません。 在来軸組構法の住宅のみとなっております。
ツインタワーには対応していませんが、どうしても診断を行う場合は、設計者判断の下で以下の建物すべてに対して診断を行うという方法があるとのことです。
・(1階部分の診断)2階部分にツインタワーを包含するような外周線を入力した2階建ての建物として診断
・(2階部分の診断)2階部分の内いずれか一方のみを入力した2階建ての建物を2つ診断
なお、弊社は上記の診断方法の妥当性については保証いたしかねます。
Ai法では日本建築防災協会の規定する「床面積当たりのならし荷重」を用いますので、そこでの軒の出の扱いと同様となります。
両プログラムは「N値計算に基づく柱接合部仕様Iの自動算定機能」と「A工法の扱い」において異なります。
・(達人診断R1)N値計算に基づく柱接合部仕様Iの自動算定を行いません。A工法を利用するかどうかはユーザー様の選択によります。
・(T.S.)N値計算に基づく柱接合部仕様Iの自動算定を行います。A工法が耐力要素のリストにデフォルトとして含まれています。
2024年4月1日付けで、『達人診断R1 Ver.2.0』は (一財)日本建築防災協会の「木造住宅耐震診断プログラム評価」を取得しました(P評価15-改2-W)。
以前のバージョンの評価番号は無効になりますので、最新のプログラムをご利用下さい。
『T.S.』は本評価を取得してはおりません。
◆ T.S.の体験版に関するご質問
両者の違いは計算書(診断書、概算コスト資料及び補強計画書案)作成機能の有無と、データ形式です。 お使いのPCで動作するかどうか、及び操作感覚をご確認いただけるよう、T.S.について計算書作成機能を省いた体験版を無料でご用意しております。
有効期限を設けてはおりません。 また、製品版と同様にプログラムの更新を随時行っており、プログラム更新時はご登録いただいたメールアドレスに更新情報をお知らせしております。
体験版と製品版は別のプログラムとなっていますので、体験版のアンインストール後に製品版をダウンロードしてインストールしてください。
体験版と製品版ではデータ形式が異なっており、体験版のデータは製品版では読み込めません。
◆ 製品版のご購入に関するご質問
達人診断R1とT.S.ともに、Webページからのダウンロード販売のみとなっております。
達人診断プロジェクトページの「会員登録/ログイン」から新規登録を行った後にマイページにログインし、「新規ライセンス追加」をクリックしてライセンス購入のご申請を行ってください。 詳細は、達人診断R1導入の手引きまたは T.S.導入の手引きをご参照ください。
銀行振込のみとなっております。 ご注文完了後、弊社よりお支払い金額及びお振込先についてメールにてご案内いたします。 恐れ入りますが、振込手数料はご負担下さい。
「メールアドレスの入力間違い」、「ドメイン指定受信設定」や「メール件名による受信拒否設定」等をご確認のうえ、ドメイン名「ebi-ken.co.jp」のメールを受け取るように設定し、再度ご注文ください。
見積書は原則として発行しておりません。請求書については,新規ライセンスご申請後にお受け取りになるご案内メールを適格請求書としてお使いいただけます。 領収書については、各金融機関の振込明細書をもって領収書に代えさせていただきます。
恐れ入りますが納付書は発行しておりません。必要な場合は各自でご用意ください。
◆ プログラムのダウンロードやインストールに関するご質問
達人診断プロジェクトのマイページにログインし、「ソフトダウンロード」をクリックすることでダウンロードします。 詳細は、達人診断R1導入の手引きまたは T.S.導入の手引きをご参照ください。
マイページからダウンロードしたZIPファイルを展開し、フォルダー内のインストーラーをダブルクリックしてインストールします。 詳細は、達人診断R1導入の手引きまたは T.S.導入の手引きをご参照ください。
ダウンロードが正常に完了せずZIPファイルが壊れた、またはお使いのセキュリティソフトにより中身が削除された、ことが原因として考えられます。 まずは再度プログラムをダウンロードし、「右クリック→展開」を行って中身をご確認ください。 再ダウンロードを行っても問題が解決しない場合は、お使いのセキュリティソフトのリアルタイム保護を一時的に停止したうえで、 プログラムのダウンロードおよび展開を再度お試しください(ダウンロード後は設定を戻してください)。
◆ ライセンスに関するご質問
達人診断R1やT.S.を利用できるPCの台数は、1ライセンスにつき2台までとなっています。 なお、プログラムを起動したPCは「プログラムを利用するPC」としてサーバに登録され、この情報はマイページの「ライセンス」にある「使用端末」および「補助端末」に表示されます。
ライセンス認証のため、達人診断R1とT.S.ともに初回起動時は必ずインターネットに接続してください。 2回目以降の起動については、「プログラムを利用するPC」(使用端末または補助端末)としてサーバに登録されたPCであれば、ネットに接続していなくても10日間はご利用いただけます。
マイページの「ライセンス」にて、ライセンス毎のライセンスコードをご確認いただけます。
ライセンスコードの発行日から起算して1年間となっております。 マイページの「ライセンス」にて、ライセンス毎に有効期限をご確認いただけます。
ライセンスの有効期限が切れている場合は、更新手続きが完了するまで達人診断R1およびT.S.のダウンロード・起動ができなくなります。 なお、更新手続き完了後の有効期限は、旧有効期限から起算して1年後となります。 また、有効期限が切れてから1年以上経過した場合は、ご利用の再開に当たってライセンスの新規ご購入が必要となります。
マイページの「ライセンス」にあるライセンスコードをクリックし、「ライセンス詳細」ページで「使用端末初期化」を実行すると、使用しているPCの情報をリセットして使用端末や補助端末を変更することができます。 ご変更に当たっては、新しいPCがプログラムの動作環境を満たしているかどうかをご確認ください。
◆ ライセンスの更新に関するご質問
マイページの「ライセンス」にある「更新申請」をクリックして行います。 詳細は、達人診断R1導入の手引きまたは T.S.導入の手引きをご参照ください。
新規購入時と同様、銀行振込のみとなっております。 申請後に弊社よりお支払い金額及びお振込先についてメールにてご案内いたします。 恐れ入りますが振込手数料はご負担下さい。
単年での更新のみ承っており、複数年の更新手続きやそれによる割引は行っておりません。
◆ プログラムの操作に関するご質問
達人診断R1導入の手引きまたは T.S.導入の手引きをご参照のうえ、起動するかどうかを再度お試しください。 また、動作環境も合わせてご参照ください。
小屋裏物置面積比には、電卓等で計算した(小屋裏物置の床面積)÷(当該階の床面積)の値を入力してください (一致する値がない場合は、安全側となるような値としてください)。 内法高さの平均値には、小屋裏物置の床‐天井間距離の平均値(最も低い所と最も高い所の平均値)を入力してください。
T.S.は「N値計算に基づく柱接合部仕様Iの自動算定」を行うため、建物概要で接合部仕様「III/IV」を選んだとしても、N値が0以下の柱の接合部仕様は自動的にIとなります。 本機能が不要な場合は、T.S.ではなく達人診断R1をご利用ください。
建物概要フォームでの柱接合部仕様の変更は、「これから入力する柱」に対して適用されます。既にCAD画面に入力された柱に対しては、建物概要フォームでの変更は反映されません。
以下の1、2のいずれかが該当すると考えられます。
1.一般診断法の「標準法」では建物概要で選択した柱接合部仕様のみを用いた診断を行なうため、部分的な柱接合部仕様の変更は診断に反映されません。
2.達人診断R1は「N値計算に基づく柱接合部仕様Iの自動算定」を行わないため、N値計算に基づく必要金物を選択しても柱の接合部はIになりません。
達人診断R1で部分的に柱接合部仕様をIにする方法については、達人診断R1のユーザーズマニュアル4.8.5項をご参照ください。
該当の箇所に通り芯を入力しているかどうかをご確認ください。 既存のグリッドの近くに通り芯を入力した場合、既存のグリッド上に入力した柱と通り芯上に入力した柱が重なって表示され、柱が2重に入力されたように見える場合があります。 なお、削除したい柱が他の柱の背面にある場合は、範囲選択で両方を削除してから、削除が不要な柱を再度入力してください。
達人診断R1やT.S.のユーザーズマニュアル4.3.1項に記載された例外を除き、外周線の外側には構造要素(壁、開口部、柱等)を入力できません。 原則として、壁や柱がある領域は外周線で囲むようにしてください。
向きが不明な筋かいを入力する機能はご用意しておりません。 なお、診断・補強設計時の筋かいの扱いに関しては、NPO法人 達人塾ねっと様が運営している 達人フォーラムにQ&Aがありますので、そちらが参考になるかと思われます。
CAD画面に「通り芯」を入力することで、間崩れ壁(グリッドに載らない壁)を入力できるようになります。 詳細は達人診断R1やT.S.のユーザーズマニュアル4.3.10項および4.3.11項にて解説しておりますので、そちらをご参照ください。
リスト内にない耐力要素については、ユーザー定義壁を作成することでご入力いただけるようになります。 詳細は達人診断R1やT.S.のユーザーズマニュアル4.5節にて解説しておりますので、そちらをご参照ください。 なお、作成に当たっては基準耐力及び基準剛性の計算が必要となる場合があります。 必要な場合は「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法(指針と解説編)」のp.65をご参照ください。
特殊な耐震要素を直接入力する方法はご用意しておりません。 1個当たりの壁基準耐力・壁基準剛性および当該要素を取り付ける壁の長さを元に、設計者判断の下で等価な面材要素または筋かいに置き換えてご入力いただいております。
このような場合の基礎仕様の入力はCAD画面にて、壁ごとに行います。 詳細は達人診断R1やT.S.のユーザーズマニュアルの4.8節にて解説しておりますので、そちらをご参照ください。
途中でモジュールを変更する場合は、建物要素を入力し直す必要があります。
一つのデータに作成できる補強案は一つのみとなっております。 あるプランに対して複数の補強案を作成される場合は、達人診断R1やT.S.のユーザーズマニュアルの7.2節に記載の方法を取るか、 「補強設計のクリア」(ユーザーズマニュアル7.3節)を実行してから異なる補強案を作成し、そのデータを別名で保存するなどして、データを複数作成することでご対応ください。
CAD入力フォームの【表示】メニューから「補強設計をクリア」を実行すると、補強設計モードでの入力をリセットして既存診断時の状態に戻すことができます。
何らかの原因により、プログラムのダウンロードまたはインストールが正常に行われなかった可能性があります。
現在インストールされているプログラムをアンインストールしたうえで、再度プログラムのダウンロードとインストールを行ってください。
達人診断R1やT.S.では外周線で囲まれた領域を3角形に分割し、各3角形の面積を足し合わせて床面積を算出しています。 途中の計算では数値を丸めず、総和の小数第3位を切り上げて床面積としているため、手計算での値と診断書内の値とが異なる場合があります。
壁構成リストには、CAD画面上に入力されている壁が記載される仕様となっておりますので、下記が原因として考えられます。
1. 窓型開口や掃き出し開口などの「有開口壁」に、当該の壁要素が入力された状態になっている。
2. 壁長60cm未満(筋かいなら90cm未満)の壁(すなわち、耐力評価できない壁)に当該の壁要素が残っている。
有開口壁の「壁構成」を含め、CAD画面にて当該の壁が入力されているかをご確認ください。
精密診断法1では垂れ壁や腰壁の仕様を指定して有開口壁の耐力を算出するので、垂れ壁や腰壁の仕様を指定していないことが原因と考えられます。 壁仕様の指定方法については達人診断R1やT.S.のユーザーズマニュアル4.3.7項をご参照ください。
多雪区域での診断を行なっているかどうかをご確認ください。 多雪区域での診断では、無積雪時の評点と積雪時の評点を比較して低い方を建物の上部構造評点とするため、いずれか一方の評点が1.0未満となっていることが考えられます。
恐れ入りますが、それらの情報は設計者様の自署とさせていただいております。
建物概要フォームで「短辺長さ」が再設定されていないことが原因として考えられます。 短辺長さを再度設定して評点をご確認ください。 なお、Ver. 2.2へのアップデート時にお知らせした「評点に影響する仕様変更」を行なったことも、評点が変化した理由の一つとして考えられます。
まずは、建物概要フォームの【ヘルプ】メニューからアクセスできるユーザーズマニュアルの該当箇所をご覧ください。 マニュアルの内容に関してご不明な点等がありましたら、マイページの「メールサポート」よりお問い合わせください。
◆ その他のご質問
マイページの「アカウント」にて、登録情報のご確認とご変更が行えます。
「審査版」は行政庁または委託審査機関がT.S.の診断書を審査する際にお使いいただくことを目的に開発されたもので、行政庁・審査機関様へのご提供のみとさせていただいているものです。 なお、製品版と審査版とで機能に違いはございません。
毎年3月に追加予定です。 プログラムに追加された際は、メールにてその旨をご案内いたします。
達人診断R1およびT.S.では、(壁基準耐力)÷1.96で算出される量を「相当壁倍率」と呼んでいます。 「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法(指針と解説編)」のp.38に基づき、これを用いたN値計算を行っています。
「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法(指針と解説編)」のp.101-p.102において、地盤の判断基準が掲載されていますので、そちらをご参照ください。 それでもご不明な場合は、行政庁のご担当者様へお問い合わせください。