SERVICE 07 / ENGINEERING BEDROCK SLOPE

工学的基盤の傾斜判定

公開地盤情報を活用し、告示免震を検討する初期段階で工学的基盤の傾斜を把握するための技術資料・調査サービスです。

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OVERVIEW

地盤調査に入る前に、告示免震の適用可能性を考える。

平成12年建設省告示第1457号は、平成19年の改正により、表層地盤による加速度の増幅率(Gs)を地盤調査結果に基づいて精算する際の条件が明確化されました。工学的基盤については、せん断波速度・層厚に加え、建築物直下を中心として表層地盤厚さの5倍程度の範囲で、地盤の深さが一様なものとして5度以下の傾斜であることなどが条件とされています。えびす建築研究所では、計画初期に周辺地盤の傾向を把握できるよう、公開された広域地盤情報をデータベース化し、基盤勾配を判定する仕組みを構築しました。

ご利用にあたって

実際の設計・確認申請では、最新の法令・告示および審査機関の取扱いをご確認ください。

BACKGROUND

なぜ、事前の傾斜確認が重要なのか

告示改正で求められた確認

Gsの精算に用いる表層地盤・工学的基盤の判定条件が明確化され、工学的基盤については、せん断波速度が約400m/s以上、層厚が5m以上であることに加え、周辺の傾斜条件を確認することが求められています。

  • 液状化による表層地盤の変形の影響が、Gsの計算に支障を生じるおそれがないこと
  • がけ地等の傾斜した地盤の近傍でないこと
  • 工学的基盤のせん断波速度・層厚を確認すること
  • 建築物直下を中心として、表層地盤厚さの5倍程度の範囲で、地盤の深さが一様なものとして5度以下の傾斜であること

計画後の「使えない」を避ける

ボーリング調査や近隣データの収集後に、通常の5度以下の傾斜条件を満たさないことが判明すると、Gsの詳細法をそのまま適用できず、追加の検討や設計方針の見直しが必要となる場合があります。

そこで、公開データから広域的な傾向を把握し、本格的な地盤調査や設計に進む前の判断材料とすることを目的としています。

METHOD

えびす建築研究所の判定方法

01

1kmメッシュ地盤情報

平成15年に内閣府中央防災会議から公開された1kmメッシュ地盤情報をデータベース化し、隣接するメッシュ間の深さ関係から広域的な傾向を確認します。

02

Vs=700m/s層を勾配判定の参照層に設定

告示上の工学的基盤の判定基準とは別に、本判定システムでは、広域で統一的に扱える公開データとして、せん断波速度 Vs=700m/s の層を基盤勾配判定の参照層に用います。

03

隣接メッシュから勾配算定

工学的基盤の深さの差とメッシュ間距離から勾配を算定し、周辺地盤の傾斜傾向を事前に確認します。

平行・成層地盤を前提とする表層地盤増幅計算では、地震動が深部から概ね垂直に入射し、表層地盤で重複反射することを想定します。弊社の判定資料では、Vs=700m/s層の平行性を確認することで、それ以浅の地層への地震動の入力方向を判断する考え方を採用しています。

VISUAL DATA

Vs=700m/s層の深さコンター(勾配判定用)

公開地盤情報をもとに、勾配判定の参照層として用いるVs=700m/s層の深さをコンター表示した例です。広域の地盤構造を俯瞰し、計画地周辺の傾向を把握します。

工学的基盤深さコンター図
Vs=700m/s層の深さコンター(勾配判定用)

REPORT & FLOW

調査書と検討フロー

工学的基盤勾配調査書(例)

判定結果のまとめ方を確認できる調査書の例です。

調査書例を見る →
新告示免震設計における地盤調査フロー例
新告示免震設計における地盤調査フロー

SCOPE

ご相談いただける内容

  • 計画地周辺の公開地盤情報の整理
  • 工学的基盤深さの広域確認
  • 隣接メッシュ間の基盤勾配算定

CONTACT

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